TREMORO

アウトドアが好きな夫婦による縦走登山、ロングハイキング、自転車旅などの旅ログ記録

【日帰り旅行】エラワンの滝 (Erawan Falls) その2

エラワンの滝にきました。

長いバス移動が終わり、やっとトレッキングが始まります。

<その1はこちら>

reonian.hatenablog.com

 

下車した場所の目の前にビジターセンターがあるので、そこで園内に関する地図やパンフレットを入手しました。

案内板に従い、山の方に進んでいくと渓流沿いの道ルートに合流します。

ここから渓流に沿って遡上するルートが始まるのですが、しばらくは綺麗に整備された道が続き、案内板も随所に設置してあるため、快適に進むことができます。

3番目の滝を越えたところに関所があり、簡単な手荷物チェックを受けます。

ここから先は、ペットボトル類は原則持ち込み禁止、もし持ち込む場合は1本あたり20TBHのデポジットを支払う必要があります。

帰る際に、持ち込んだペットボトルを見せれば、デポジットが返却されるという仕組みになっており、ゴミを途中で捨てることがないよう管理していることがわかります。または、「荷物を全て預ける」という選択肢もあり、この場合はデポジットはなく、 番号札だけ配布されます。

私は身軽になりたかったので、後者を選択しました。

 

関所以降は、徐々に舗道から通常の山道になっていき、滑りやすい巨木の根や岩場が徐々に増えてくるので、足元を注意しながら進みます。

避暑地と聞いていましたが、思ったよりムシムシして暑く、汗が溢れ出てきました。

ペットボトルだけは持って来ればよかったと早速後悔。

この日は乾季に入った直後(11月上旬)だったのですが、前日に雨が降った影響もあり、沢の水量は溢れるほど多く、途中からトレッキングコースにも沢の水が流れ込んでおり、沢コースに変貌していました。

濡れていない箇所を探しながら歩くのが億劫になり、潔く靴を脱ぎ裸足で歩くことにしたが、小石や枝で足裏が痛かったです。

サンダルでくればよかったと、本日2回目の後悔。

登り始めて1時間ほどで、ゴールである7番目の滝に到達。

 

多くの観光客がいたるところで水遊びをしており、奥には最後の滝に相応しい巨大な滝が流れていました。

写真で見てわかるように、ここの水はやや白濁しています。これは石灰岩が溶け込んでいる影響だそうです。

 

滝壺には、天然のドクターフィッシュが泳いでおり、足をいれてみると、ものの数秒でドクターフィッシュが集まってきます。

あと少し力を入れられたら痛い、という絶妙な力加減で足の各所に食らいつく、見事なサイズなドクターフィッシュ。

本気をだしたら足の指1,2本は食い千切るパワーがあるんじゃないかと、終始ビクビクしてしまいました。

 

水着を持ってきてなかったので、滝壺周辺を裸足で散策するだけでしたが、それだけでも十分楽しむことができました。


帰りは同じルートをただ戻るだけ。帰りのバスの出発時間のことを考え、やや飛ばし気味で下山します。

もちろん、関所に預けた荷物も忘れずに回収します。

 

途中、大人の力(財力)を使ってカートを利用してみたのですが、これが思ったより快適で楽しかったです。

 

バス発車時間5分前にバス停に到着。

ほぼ満席でしたが、地元の方が席をつめてくれて、座ることができました。

ありがたい。コップン・カッ。


行きとは逆で、カンチャナブリバスターミナルで南バスターミナル行きのバスに乗り換え、約5時間でバンコクに到着します。

行きの教訓を生かし、帰りはミニバスではなく大型バスを利用しました。路線バスゆえ、バス停に止まりながら進むため、少々時間はかかりましたが、ちゃんとした席に座れるし、安全に運転してくれるので、ストレスを感じることなくゆったり過ごすことができました。

 

エラワンの滝は、乾季になると水量が減ってしまうため、勢いのある滝を見たい場合は 雨季がベストシーズンと言われていますが、雨季は雨季で天気が不安定なことも多いです。

そこで、我々が訪れた11月上旬は乾季に入り始めた時期であり、水量も豊富で悪天候リスクも比較的低い、ちょうどよい時期だったと思います。